わたしはいろいろな悩みを抱えた人と出会ってきましたが、特に多いのはお金に関する悩みです。
一昔前は「お金持ちになるためにはどうすればいいですか?」と目をギラギラさせながら質問する人も多かったのですが、最近はむしろ少数派です。
最近多いのは、「お金持ちになろうだなんて高望みはしていません。でも、お金に困りたくはないのです。老後までに2,000万円を貯蓄することが望ましいという試算もありますが、目標を達成できそうもありません。どうすればいいですか?」というような切実な悩みの方が圧倒的に多いです。
残念ながら、日本は世界のなかでも貧乏を実感しやすい国です。なぜならば電気代も家賃も食費も高いのですが、国民一人一人の収入はそれほど高くないからです。
それでも日本人は勤勉です。ですから「頑張ろう。なんとかしよう。」という意欲だけは高いのです。しかし皮肉なことに頑張れば頑張るほど、困窮感は増してしまうのです。
なぜならば、日本人の多くはサラリーマンであり、サラリーマンの給料はどれだけ頑張っても大幅に昇給することはないからです。
にっちもさっちもいかない状況にいる人も多いと思います。「節約」ばかりの毎日に強いストレスを抱えている人も多いと思います。
しかし政府は助けてくれません。
あなたは驚きのあまり、開いた口がふさがらないかもしれませんが、、、、、、
日本国民の税負担は増加し続けているのに、企業の税負担は減少し続けています。(消費増税しておきながら、法人税は引き下げ続けられている!!!)
また「デフレ脱却!!」、「景気回復!」という名目で、円を刷りまくり円安になった結果、燃料費は高騰し、物価は高くなりました。
スーパーやコンビニに足を運べばすぐにわかります。「人件費・物価高騰のため」という理由で、カップラーメンも、アイスクリームも、お菓子も、値上げされています。
コンビニは「おいしくなって新登場」といいながら、値段を高くしたり、内容量を少なくしています。(本当においしくなったのか?)
もちろんわたしたちが貧乏な理由が、「わたしたちの能力不足」なら、まだ納得できます。しかしそうではないのです。
たしかに日本人労働者の労働生産性は、先進国の中でも低水準にありますが、「人材の質」ランキングでは、フィンランド、ノルウェー、スイスに次いで世界第4位なのです。(World Economic Forum2016)
つまり「人材の質」が高いはずの日本人労働者は、安い賃金で買い叩かれているということです。
「最低賃金を全国一律で1,000円に引き上げよう」という動きもあるのですが、日本商工会議所は猛抗議しています。
つまり「労働者には厳しくする一方で、経営者には徹底的に甘い」のが日本の現状なのです。(ちなみに地方の低賃金を許しているような国は、先進国では日本だけ。)
労働者に厳しい日本という国で、わたしたち一人一人はどうすればいいのでしょうか?
もう答えはでています。政府や企業が助けてくれないのであれば、「自分の生活は自分で守るしかない」のです。
しかしここで問題が発生します。「頑張る気力はあるが、どうしたらいいか見当もつかない」のです。
不安になっている人に政府(金融庁)は「金融商品に投資して資産を増やしてください。そして老後に備えてください。」と堂々と主張します。
しかし騙されてはいけません。株式投資は過去も現在も、そして未来永劫「ギャンブル」です。あなたの老後は、先の見えない「ギャンブル」に依存していていいのですか?
ではなぜ?政府は国民に株式投資の運用をおススメするのでしょうか?
日本政府の本音はこんな感じでしょう。
「消費増税と円安誘導で国内消費は冷え込んでいる。増税は失敗だったが、そんなことを国民に言えるわけがない。だから日本銀行が日本株を大量に購入して株価を引き上げることで好景気を演出してきた。しかし日本銀行が日本株を購入するにも限界がある。そうだ!日本国民に日本株を購入してもらえばいいのだ!!」というわけです。
つまり一人でも多くの日本国民を「ギャンブル」に引き込むことで、日本株の高値を維持しなんとしてでも政権を維持したいのです。
もしあなたが心穏やかな老後、、、、、博打・ギャンブルではない老後、、、、、のために「きちんと準備したい」というのであれば、これから数回のメルマガは必ずチェックしてください。
お金の不安を解消する上で、必ず押さえておくべき重要なポイントだけをあなたにお伝えしていていきたいと思います。お楽しみに!!