嬉しくない応援

わたしが外資系コンサルタント会社の戦略コンサルタント部門に内定をもらった時は、「奇跡だ!!」と思いました。

わたしは優秀すぎる同期に囲まれました。海外の大学を卒業した秀才や、東京大学の理系で博士号をもっているような強者がウジャウジャしていました。

しかし入社3日目にはわたしは「入社する会社を間違えた」と絶望していました。なぜならば、わたしはわたしが思っている以上に「優秀じゃなかったから」です。

今振り返ってみれば「優秀な部下」のプロジェクト参画を期待したのに、その期待を裏切られた上司のことが不憫でなりません。

しかし上司は信じられないほど親切にわたしに仕事のイロハを教えてくれました。

上司が一人で仕事をすればサクッと仕事は終わるのに、深夜の2時や3時までわたしが作成した資料をレビューしてくれたりもしました。

わたしは本当に本当に当時の上司に申し訳ないと思って、「仕事ができなくて申し訳ございません。」と謝ったことがあるのですが、その時は本当に怒られました。

お前は本当に何もわかってないんだなぁ~」といわれたのですが、先日、当時の上司の気持ちがはじめて理解できたと実感できたメールを頂戴したのでシェアします。

陰ながら応援しています

わたしは今でも間違いを犯します。メルマガに記載するURLを間違えたりすることもよくあります。(ごめんなさい。)

URLの記載を間違えると心ある読者の方から「URL間違えてますよ!!」とすぐにご連絡いただくのですが、先日、読者の方から気になる言葉を頂きましたので、メールをそのまま転用します。

ある読者からのメール

坂本様、いつも素晴らしい情報を、惜しげも無く無料で提供して頂き、ありがとうございます。

坂本様の人間の奥深さや、器の大きさを感じて、尊敬の念で読ませて頂いております。

このメール(筆者注:ある日のメルマガ)ですが、パスワードが必要のようで、拝見出来ずにおります。

確認して頂き、情報を提供して頂けると大変有り難く思います。

これからも、坂本様のご活躍を陰ながら応援させて頂きます。いつも、ありがとうございます!

まさに「べた褒め」だったので少し嬉しかったのですが、メールを頂いた読者さんに返信してから、ふと悲しくなり、冒頭で紹介した昔の上司とのやり取りを思い出したのです。

なぜ?悲しくなったのかというと、いろいろ「誤解されている」ということがわかったからです。

誤解されていると感じた個所は、さきほどのメールの文面のなかで「赤太文字」にしているのですが、なぜわたしが悲しい気持ちになったか、あなたにはわかりますか?

一番気になったのは、「陰ながら応援させて頂きます。」の部分です。

わたしの上司は「仕事ができない部下で申し訳ありません。」と謝るわたしに「凹む暇があるなら、早く仕事できるようになれ!」とメッセージをくれました。

同様に、このメールをくれた読者に似たような感情を抱きました。わたしは「陰ながら応援しなくていいから早くRICHになればいいのに。」と思ったのです。

わたしは上司に報いるために毎日「どうしたら仕事ができるのか?」ということを考え続けました。夢の中でもエクセル(表計算ソフト)やパワーポイント(資料作成ソフト)が登場するくらい真剣に仕事と向き合いました。

わたしが新卒のぺーぺーだった頃からかなりの時間が経過しました。サラリーマン時代、わたしは上司になり部下を育成し、現在では『コーチ』という肩書で活動しています。

その過程でいろいろな人と出会ってきました。びっくりぐらい成長する人もいれば、逆に驚くほど口だけ達者な人間も見てきました。

わたしは口だけ達者な人にいつもこんなアドバイスをしています↓↓↓↓

応援する側じゃなくて、応援される側になれよ。」と。

不平不満をグチグチ言う側ではなく、文句を言われる側になれよ。」と。

他人に依存ばかりする側ではなく、依存される側(頼ってもらう側)になれよ。」と。

お金持ちを羨む側ではなく、羨まれる側になれよ。」と。

以上、言葉のかけ方にはいくつものバリエーションがありますが、わたしが言いたいのは「主体性を発揮せよ!」ということです。

資産構築において主体性を発揮する第一歩が「上手にお金を使うように意識する。」ことだったわけですが、あなたは実践できているでしょうか?

もし自信がないなら、おそらくあなたは独学で自らの壁をぶち破り続けることのできるタイプではないのかもしれません。心当たりがあるのであれば、RICH STRATEGYに申し込むことを強くおススメします。